ECMAScript 2015の新機能

全13回

このシリーズでは策定されたECMAScript 2015から新たに搭載された新機能のうち、今後、実装に影響を与えるようになるであろう注目の機能を解説していきます。(『ECMAScript 6の新機能』より改題)

最終回 Iteration

繰り返し処理を適用したときの挙動を定義するIterationの仕組み。ES2015で新たにIterableとIteratorインターフェースが追加されました。この2つのインターフェースを解説します。

第12回 Symbol 3

Well-Known Symbolsの1つであるSymbol.iteratorの実装例を紹介します。さらに実行されているコードのどこからでも同じSymbolを生成できるGlobalSymbolRegistryからSymbolを取得する方法について解説。Symbolをiframeなどの別のグローバル領域と共有する方法がわかります。

第11回 Symbol 2

Symbolが持っているWell-Known Symbolsと呼ばれる役割について解説します。オブジェクトの処理方法を新たに定義したりすることができます。まずは、どのような仕組みなのをかしっかりと理解します。

第10回 Symbol 1

常にユニークな値を保持することができる新しい型「Symbol」について解説します。どのような特徴を持ち、どのような利用方法が考えられるのか、まずはその概要を見てみましょう。

第9回 Template strings

JavaScriptで文字列を扱うTemplate stringsについて解説します。文字列の中に変数や式を含めることができ、その評価結果を文字列として扱うことが可能で、テンプレートエンジンのような機能を持っています。

第8回 Destructuring

配列やオブジェクトに設定されている各値を、一括して個別の変数に分割して取得できる「分割代入(Destructuring assignment)」の機能を紹介します。見通しよいコードに貢献できる新機能です。

第7回 letとconst

ECMAScript 6の新機能、letとconstによる変数宣言を解説します。宣言された変数はブロックスコープ内で有効な変数となり、これはES6仕様でJavaScriptが初めて獲得する概念になります。

第6回 Arrow Function

CoffeeScriptではおなじみの=>で関数を書く記法が、Arrow Functionという仕様でES6に採用されています。この記事ではArrow Functionの記法や、ES5仕様との違い、実装時の注意点を詳しく解説します。

第5回 Class構文 2

Class構文を使ったクラスの継承の方法について解説します。ES6はClass構文があるため、従来の方法よりも、クラス継承のコードの書き方がとてもシンプルになっているのがわかります。

第4回 Class構文 1

ECMAScript 6の新機能、Class構文について解説します。これまでもクラス機能と同等の表現はできましたが、仕様としてClassはありませんでした。第1回目はClass構文の基本を説明します。

第3回 Generator

関数内に定義された処理の実行を途中で止めたり、再開したりすることができるGeneratorの機能を解説します。非同期の処理を同期的に表現し、コードの見通しをよくすることに使われることもあります。

第2回 Promise 2

thenやcatch用いてPromiseを繋げて使う方法、複数の非同期処理をまとめて扱う方法について解説します。単に挙動だけでなく、内部でどのような処理がされているか、仕様に沿ってみていきましょう。

第1回 Promise 1

この記事ではES6の新機能である非同期処理を扱うPromiseオブジェクトの概要と、その実装について解説します。第1回目ではPromiseオブジェクトの特徴と、基本的な使い方について触れます。